八丈島空港では昨日の船で八丈島まで来た御蔵島の知り合いに会う(御蔵島は当然のように欠航)。 空港に2週連続で来ると東邦航空の人に覚えられた(笑)撮影時間を長くとりたいので、空港内で早めの昼ご飯。カツおいしかった。 ヘリから御蔵島を先週に続き空撮!
御蔵島に到着するといい天気!撮影にはちょうどいいかも。早めにご飯食べてよかった。
宿について外を見るとすごい波。御蔵島にいてこんなすごい波は記憶にない。。先週に空撮したときのほうがすごかったと思うけど、島から見ると迫力が違います。低気圧が通った後の波とも違うように見える。 島の人に来ましたよーと電話。
平日は忙しく、寝不足だったため、部屋で少し休憩してから12時前に撮影に出発!
港をふと見ると、予想以上に波をかぶってて、撮りだしたら1時間ほど経過(笑)途中、島の子供たちが港を見にきた。というか、こんな荒れてる海に来た漁船2杯について話していた。 そろそろ山に行こう…と思ったとき。車が横に停まった。島の、よく知ってる人。「何撮りに行くの」「何となくぶらぶらと…」「乗りな」 「さっき三宅から漁船がきて、プロパンと野菜が来たんだけど野菜が全部凍ってて使いもんにならねえ」って。三宅島の人が御蔵島の人のためにこんな海の中来たんだ…。 そんな話をしながら東側の長滝山登山口まで連れてってもらう。「ここから自分で時間見て降りてきな」と。
夏とは違う風景に驚き、感動し、シャッターをきっていたらあっという間に時間がたっていた。しかも想像以上に寒い!!真冬のつもりの防寒だったが、とにかく風がさすように寒かった!途中でもう適当に降りようと思ったほど。
しばらく下りるとようやく風が少しあたたかくなった。もちろん冷たい風なんだけど。
ふと時計を見ると、やばい!このペースでは夕方までに下りれない。スピードアップするが、ところどころ感動の風景が足をとめる。夕方になって海の波がが夕日に色づいてオレンジ色になってきた!夕焼けの港を撮りたいんだけど、日の入りは何時だっけ…調べとけばよかった!
それでも、撮りたい風景がたくさんあり、撮っては走り、撮っては走り。
やがて、ようやくフェンスのところに来た!ちょっとほっとする。急ぎながらも撮影。もう日没には間に合わないや…
ようやくヘリポートまで戻ったときはすでに日が沈んでいた。でも沈んだばかりか?西の空がオレンジ色に赤い。港を撮りたい!先を急ぐ。
17時10分くらいに港が見える場所に到着。 でも日が沈んでもきれい。17時40分くらいまで撮影。昼より波がすごい… 寒くなって、撮影終了。
今日は宿を出てから帰るまでちょうど6時間だった(笑)疲れた〜!!でも夜は星の写真を撮りたい。おいしいご飯を食べて、一休み…疲れがどっど出た(笑)
部屋にいると、台風のようなすさまじい風の音!こんなすごい風、外に出れないじゃん…体ごととばされそうだし、こんなんで写真撮れない!疲れてるし、星は早朝に撮ろう、そう決めて、お風呂にはいる。日の出は6時47分。なんだ、遅いからゆっくり5時まで寝よう!ちなみに日の入りは17時前だった。知ってれば、もう少し急いで間に合ったのかもな…
朝食を食べて、会計して帰る準備だけしておく。やがてガイドさんが来る時間。再び港が見えるところで撮影。
今日は9年ぶりに御代ケ池へ!8時40分に出発して車で散策路入り口まで行く途中、昨日と光の方向が違ってすごく写真を撮りたかった。けど、これは冬ならまた撮れるので、断念。
御代ケ池へ行くのは2回目。2002年に行ったきり。 「御代ケ池への道」というページをつくったくらい、そのときは感動したのだった。
コンパクトデジカメと、フィルム一眼レフを持って行った。このページの写真はデジタルだと思う
実に9年ぶりの道。最初はこんな道だっけ…と思っていたが、やがて思い出した。おととしくらいから、御蔵島の山も歩くようにしてるが、ここだけ、植物も道も違う。この道はすごくいい。9年前の感動が戻ってきた。起伏があり、苔がたくさん、シダが多く大きいツゲが生えている。
池までさっさと行って戻って、アスファルト沿いの景色を撮ろうと思ってたのに、池までたどりつく途中にたくさん写真を撮った。三脚持ってってよかった。買ったばかりのレンズも活躍した。
池について一休み。いい景色!またまたたくさん撮影。あ、デジカメのバッテリーがなくなってきた。「そろそろ行きますよー」と声がかかり、復路へ。 急ぎながらも撮影。
車で川田まで下りてもらって降りた。昨日撮れなかったこの時間帯の光と影を撮りたい。しかし撮影しているうちに、思ったより早くバッテリーが完全になくなった。ショックだったけど、もう撮れないものはしょうがない。今後の撮影のために、歩いてて気づいたことを書き留めた。
ん?朝より遠くが見える気がした。富士山、見えたりして…。何か影があるようなないような。たぶん、何もなかった。もし富士山が見えたとしても写真は撮れないんだけど。
そうそう荒れた港を撮りたいんだったと思い、もう撮れないけど見に行くと、ずいぶん海が穏やかになっていた。帰り、三宅島から東海汽船でも帰れたな…。
思ったより早く宿に戻る。昼ご飯がわりのお菓子を食べて、帰りの支度。一休み。なんか、もっといたかったな…ものすごく自然を感じた2日だった。
やがて2時半。ヘリポートまで送ってもらう。御蔵島から八丈島へヘリで行くのははじめて!天気もよく、ヘリは絶対飛ぶ。八丈島からの飛行機も問題ないでしょう。荷物は行きと同じく10キロ。5キロ分の超過料金を払う。
ヘリを待つ間、係りの人と話をする。写真撮りにきたんですか?はい、冬はすごいですねー。船がずっとついてないんですよ。貨物船は8日に来たきり。客船は14日が最後についたんです。食料が…。三宅までヘリとれてたんですけど、大島までとれなかったんで八丈行に変更したんですよ、でもこんなに海おさまるなら三宅行ってもよかったですねー。でも、三宅島は上り便は伊ヶ谷港に条件付き入港だったみたいですよ、だから八丈島経由で正解かも。そうなんですか!
やがてヘリが三宅島から飛んできた。御蔵島からヘリに乗るのは私含めて2人だけ。御蔵島側に座りたかった私は後から乗ったが、空いてたのは4席ほど。うち御蔵島が見える窓際の席は1つだった。運よくその1席に座れた。
ヘリは島の西側を飛んだが、御蔵島をクラッセWで撮影しながら、じーんとこみあげてくるものがあった。1泊だったけど内容が詰まった旅行だった、もっと島にいたかった…。冬は孤島となってしまうからこそ、人々もあたたかいんだろうなあと感じた。
八丈島空港について、荷物を預けると、高校生がたくさん入ってきた。八丈島高校の生徒が北海道に行くらしい。ほっこりした。
飛行機が飛び立つ17時半くらいには日もすっかり暮れ、外は暗い。あまり飛行機では寝ない私も、帰れるという安堵感と旅の疲れで寝てしまった。
羽田空港に着いて、ようやくの昼食兼夕食を「アカシア」で。学生の頃、新宿で食べた以来だと思う。ロールキャベツとハンバーグのセットが来てから、そっか、両方ともキャベツと肉だったと気づいた(笑)
帰宅したのは20時頃。船に比べたら早くてよかったけど、空路も疲れた。船は帰りが遅くなるけど、のんびりとごろごろできるもんな。
それにしてもとても思いで深い旅行になりました! 行ってよかった。また冬の間に行きたいな。
***今回撮りたかったが撮れなかったもの***
サボテンの花(順光で)
ツバキの花
いろいろな実