今日はちょっと余裕があるので(笑)最近思ってることを書きましょう。
自分の写真を冷静に見ること。結構難しいですね。
「これはよく撮れた!」と思っても、他人からは評価されなかったり。思いもよらない写真が入選したり。
写真は撮って、はいおしまい、ではないと思うんです。
撮ったときの思いが強ければ強いほど。
撮ってから何日かおいて写真を見ると、冷静になって見れることがありますね。さらに、数週間後、数ヶ月後、1年後、…などと、たまに過去に撮った写真をふりかえってみると、これが自分でも面白い。
撮ったときに気づかなかったことも気づくことがあるし、何でもないと思ってた写真を気に入ることがある。
私はもう何年も写真のコンテストに応募してますが、応募した写真は全部とってあります。
そのときは入選確実と思ってた写真でも、今みると「そっか、ここに余分なものが入ってた」とか冷静に見ることができる。そしてさらに自分の写真を厳しく見る目が養えます。
そうしてきて気づいたことは、写真を撮るときも冷静になれるということです。すごいシーンを目の前にして興奮して撮るのですが、「撮らされる」のではなく、冷静な自分がいて主体的に「撮る」。昔、私の師匠さまに言われて何のこっちゃとわからなかったことがだんだんわかってきました。
鳥の写真展に行ってきました。今年で20周年だそうで、さすがに見ごたえがありました。
見て興奮するようなシーンの中に、冷静な撮影者の姿が思い浮かびました。普通に撮ったら逆光で暗くなってしまうシーンを明るいシーンとして撮っていたり、興奮して震えそうなシーンをぶれないで撮っていたり。光を見極めているのはもちろん、構図、背景のボケ、すごいな〜って思いました。
御蔵島はまだ今年1回しか行っていませんが、次回は興奮の中にも冷静さを…イルカに撮らされるのではなく、狙ったシーンを撮っていきたいと思います。