小笠原から帰ってからはじめて?と思うくらい、いやたぶんはじめて、一眼レフを持って撮影に出かけた。というか、夫婦で近所(といっても40分くらい)まで、暑い中チャリでぶらぶら行こうといっていて、おいしいハンバーグの店でたくさん食べて、行きたいねと言っていた、おいしい喫茶店でのんびりして、行きたいと言っていたとこに観光に行ってからバイバイして、一人で時間をつぶした後、去年紅葉を撮りに行った公園へ(先月号DCMで佳作に入った写真はここで撮った)。
ここはハスも有名(というか、季節の花はなんでも有名かも)で、きれいに咲いてるという話を聞いて、撮影したいなと思った。
撮影に使ったのは、一眼レフと500mmレフレックス、そして一脚と、アングルファインダー。135mmも持って行ったけど使わなかった。
ちょっと時間の計算を間違えて、ついたときはもう花は閉じてしまってた。けど、つぼみの状態でもとてもきれい。撮影時間は30分だったけど、イメージがわいた数カットを時間をかけてじっくり撮った。
その中の1カットは本当に時間をかけた。マイナス補正をしても、シャッタースピードが1/125とかなのでぶれには相当気を使う。風がちょっと吹いてもつぼみがゆれてしまうがそのときは撮れない。
500mmレフレックスでの撮影。絞りはF8固定。夕方。自分のイメージ通りに撮れるように、一脚の位置を数センチ単位でずらしながらファインダーをのぞく。そしてピント。かなりアップで撮るため(500×1.3=650mmF8相当)、ミリ単位でのピント合わせが必要。ここで、アングルファインダーが活躍した。
ただし、アングルファインダーは90度曲がっているため、カメラに対して横向きから覗き込む格好になり、650mm相当でのぞくにはカメラがちょっとずれても被写体が全く見えなくなってしまうため、大変だった(今度は絶対三脚を持ってこよう!)。アングルファインダーのいいところは、アングルだけでなく、ファインダーの倍率をアップできるところだ。超望遠レンズを使ってきっちりとピントを合わせたいときには大変重宝する。最新のデジタル一眼レフでは、液晶を見ながらピントをあわせられると聞くけど...
一脚の位置。構図。風。ピント合わせ。これらに気をつけながら、1枚の絵を撮ろうと無心にがんばった。撮影に集中する、久しぶりに気持ちいい時間だった。本来は一発でいい写真が撮れるといいのだけど、デジタルということで、1枚のちゃんとした「作品」をものにするため、同じイメージで、一脚の位置、ピント位置を微妙にずらしながらかなりの枚数を撮った(たぶん100枚くらい?)。でもその中で、自分がいいと思える写真 -- ぶれず、ピントがしっかりきていて、かつ構図もいいもの -- は1枚あるかないかだと思っている。
でも本当に「作品」と呼ぶにはまだ何かが足りてない。その「何か」をプラスするために、今度の週末は朝からじっくり時間をかけて撮影にのぞもうと思っている。