*** 後日、多少加筆修正,写真掲載します ***
「その日」は突然来た。奥多摩、鷹巣山(1737m)に登頂!
しかも、登山時間9時間近く。GPSによると29km。(たぶん、多いのでもっと少ないが、25kmくらいはいったか...)
気軽な気持ちで、「倉戸山〜框ノ木尾根を楽しんでこよう」と登山に出発。
予定より少し早く奥多摩駅に到着したのがよかった。
2年前、倉戸山の紅葉にはすばらしく感動し(その後遭難しそうになったが)、去年はこの時期、海外出張だったので10月に倉戸山〜框ノ木尾根に行ったのだがまだ紅葉していなくて(栗はいっぱいあった)、今年はぜひ紅葉シーズンに框ノ木尾根を散策してみたい、と思っていた。
先日、大野山に行ったのも足慣らしのため。
天気は晴れ。穏やかに晴れていい感じだった。
「知ってるコースを行くので大丈夫」1人登山なので、登山計画を事前に妻にメールした。
倉戸山は、あいかわらず、登山コースがわかりにくい。
これで登るのは3度目だが、途中からいままでと違うルートで登ってしまった。登山道からはずれたことは、地面がふかふかなのでわかる。どうみても登山道ではない...と思ったが、それほどの急斜面でもなく、滑落してもケガをしなそうだったので安心して着実に登った。
紅葉はそれほどきれいではなかった。2年前は何だったんだろう...全体的に少しまだ早いか。(来たのは2年前よりちょうど1週間早い)。紅葉してる木もあったが、少し汚い感じ。それでも途中にぽつり、ぽつりといい感じで紅くなっているカエデなどを見つけては写真に収めた。
登山の途中で興奮のピークに達したのは小さい、小さい松ノ木を見つけたこと。それは、鮮やかな紅葉の木のそばにあった。「あ、2年前あの紅葉撮ったかも...」と近づいていくと、なんか松の枝が折れてそこだけに散らばってるようなところを発見。どうしたんだろ...とよく見てみると、枝が折れたのではない、そこから松が生えてきているのだとわかった!!背丈10cmほどの松の木がたくさんあった。「最初はこんなに小さいんだ...!」と当たり前のことに興奮。夢中で写真を撮った。
そうこうしてるうちに、鈴の音が。アッ人だ!!2人の人が登ってきていた。
このへんで、足のかかとが登山靴にあたって少し痛い。絆創膏もってきたので、もう少ししたらあてたほうがいいかもと思う。靴をぬぐのが面倒なので我慢して登っていたが、「先もあるしやっぱりこのへんで!」と、痛みが大きい右足のみ、手当てを。左足は「ま、いっか...」
少し先で、私が道をはずれてうろうろしている間に、さきほどの2人にぬかれる。
頂上についたのは10時頃。「予定より1時間早いじゃん!」
ほっと一息ついた。晴れていい天気...山頂からは、木が多いのであまり景色は広がらないが、御前山と思われる輪郭はぼんやり見える。富士山は???わからない!!ちょうど、さきほどの2人が框ノ木山方面に行くのが見えた。
ここまでは序の口。コーヒータイムで一息。ここからが、シーズンに歩きたいと思っていた框ノ木尾根。期待しながら、框ノ木山に向けて出発!!
おととし、去年は、框ノ木山への道半分くらい?で折り返して帰ってきたのだ。それでも倉戸山を降りると15時か16時くらいにはなる。秋も深まり、山の中は日が暮れて暗くなるのも早いので、最悪でも16時半には下山終了しないと、と思っていた。(もちろん、雨具、ヘッドライト、着替え、多少余分なお菓子などは持参)
「まずは框ノ木山へ!」
框ノ木山は、川苔山よりも標高が高い、1485mの山。これって自分の人生の中で、足で登る一番高い山となる。去年まではせいぜい、1000m程度、登っても1300m程度の山しか経験がなかった。ぜひ、それ以上を登ってみたかった。
框ノ木尾根はときどき急な坂もあるが概して平坦で、人もいなくて(倉戸山〜框ノ木山まで誰にも会わなかった)静かな山歩きができるし、この時期は落葉がたくさん、土もふかふかで歩いてて非常に楽しい。期待していた紅葉はほとんどなかった(なんで?)けど、「来年、10月くらいにまた来よう」と思った。「あ、去年この辺まで来た!」「おととし、これ見た覚えがある!!」そして未踏の道へ...
少し急な登りの途中、左前方から何かが叫ぶ声が。「鳥?オオワシとか?」よ〜く見ると、なななんと、野生のサルが2〜3匹、興奮している様子。かなりびびって、固まってしまった。やばいやばい、こういうときはどうすれば...背を見せるとだめっていうし、、、そうだ、リュックに非常用の笛が入ってた、すぐふけるように笛を取り出す。いざというときはこれをふいてびっくりさせるんだ...。