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LIGHT UP NIPPON 2011.8.11 大槌町の花火(水門近くから撮影)
大槌町のボランティアは、0泊3日の強行ツアー組もいたし、岩手からという人たちもいたと思う。5班くらいに分かれてそれぞれ別の場所の警備をすることになった。
こちらは、地元の人かな?撮影に快く応じてくださいました。
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受付ではタオルなどを配布していました。本番前に。
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イベント会場のMAST付近を歩いてまわり、車の誘導時の注意などを聞いた。
下の写真はイベント会場。トラックが特設ステージでT-BOLANのコンサート(このときリハーサル中)。画面右側の建物がMAST。奥が黒くなっているがそこまで津波が...家などが流されて当たったのだろうか。屋上の駐車場に避難した人は助かったのだろうか。。
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信号はついていない。ぐしゃぐしゃになった階段やガードレール。津波のすごさを物語る。ここからは海は直接見えないのに。。下の写真を見るとガードレールは海抜4mくらいはあります。
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町で唯一?のコンビニ、ローソンのところにはお花が植えてあった。
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一通り見てまわり会場に戻ると、水門の打ち上げの場所付近も警備が必要ということになり、花火を間近で見れるから、ではなく、被害がひどかったところをこの目で見たいから、手をあげた。
発起人の高田さんとも直接話すことができ、撮った写真の掲載全てOKとの承諾もいただいた。というわけで、高田さんを中心にボランティアの方々の写真を撮らせていただいた。ボランティアといえば、女性が多くて正直驚いた。。募金をするのも、女性のほうが多いのだとか。
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水門付近の警備は13人。MASTから車で2班に分かれて移動。そう、車で移動するほど、水門は遠い。しかし、津波の痕跡はMASTの3階まであった。。
車に乗り、水門に向かい出すと景色はすぐに変わった。町が、ない。。建物は土台からなく、残っているのは鉄筋の骨組みだけ。これはひどい。。
さらに海に近づくと、ほとんど何もない。360度を見渡せた。そして少し高台にある建物は何事もなかったように残っている。聞いてはいたが、目の当たりにするとショックは隠しきれない。無言でただただ、被災地を見つめた。この現状を自分の目で見ておいてよかった。
(写真は掲載しませんが、上のガードレールの写真なんかとは比較すらできないほどです。。。)
雑草が、緑が、ポツポツと生えていた。時間の経過をうかがわせた。
警備会社の人と合流。今日になって予定していたところが冠水してしまい、警備計画も変わっているという。海側には車をいれるなということだった。また万が一、津波が来たときはここに逃げてくれと言われた。「てんてんこ」、だったかな。津波が来たらてんてんばらばらに、自分のこと優先で逃げろと。ただ、足元もよくないし、避難場所は遠い。津波が来たら無理じゃないのか?と正直思った。できることは、地震があったらすぐに逃げるだけだ。
車が想像以上に頻繁に通った。挨拶してくれる人もいて、心打たれた。警備ご苦労さま、と。。。警察もかなり通った。
おじいちゃんが袋を持ってうろうろしていた。。挨拶をした。
7時になり、花火があがった。2人で一箇所を警備。交代で休憩し、休憩の間、私は花火を撮った。今回のボランティアは、記録のためにも来たのだから。今日という日に花火があったこと、この場所からの光景を残したい。。
大槌町の花火は45分ほどだった。打ち上げ開始の時間はまだ明るかったが、
終わる頃は真っ暗だった。
大きい花火は体に、そして心に響いた。
小さい花火もきれいだった。自分が寄付したのも小さい中のどれかだったんだな。
車はほぼひっきりなしに通ったが、入ってこようとする車は一台もなかった。
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