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年をこしてしまうので、中途半端かもしれませんがアップしておきます。。
SD1を使った感触を書いておきます。
ただし、このサンプル画像はSigma Photo Proのみを使って現像したものであり、特に画質を重視して現像したわけでもないので、調整すればどの画像ももっと画質がよくなると思っています。あくまでも参考程度にしてください。サムネイルをクリックすると、元の画像を見ることができます。解像度は画像により違いますが、等倍〜2倍です。
まだそれほどは使いこんでいないのですが、傾向はなんとなくわかった気がします。
私はこれまでキヤノンのデジタル一眼レフカメラをメインに使ってきました。
最初のカメラは1999年に買ったEOS Kiss IIIでしたがその後でEOS-3を購入。
2002年にはじめてデジタル一眼レフ、EOS D60を購入、その後でEOS-1D Mark II N, EOS-1Ds Mark II, EOS-1D Mark IVなどEOS-1D系をずっと使ってきました。
主な作品はこちらです(フィルムでの撮影を含む)。
シグマのカメラはDP1(初代)が発売されてすぐに買いました。使い勝手は正直よくないものの、その画質に驚き、以来シグマのカメラに注目していました。
SD1の発表で衝撃を受け、欲しいと思ったのですが、正式に価格が発表されると買えずにいて、ずいぶん悩んだのですが...ついに購入しました!
以下、全ての作例は、SD1 + Sigma 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMです。
画質はおおかた予想通りでしたが、DP1を使ってきた私が感じた点を書いておきます。DP2系は持っていません。
1.立体感
EOS-1D系を長年使ってきた私ですが、SD1が出力する画像の立体感には目を奪われます。
センサーサイズはAPS-Cですがその立体感はすごいと思いました。
SDIM1509.JPG (6.0MB)
<画像>
2.赤の発色
よいです。この赤の色はなかなか出せないのではないでしょうか。
SDIM1516.JPG (4.5MB)
<画像>
SDIM1702_k1.JPG (3.6MB)
<画像>
SDIM1783.JPG (9.6MB)
<画像>
3.逆光に強い!
DP1xは相当よいみたいですが、初代DP1は太陽を直接写すなどの逆光に極端に弱く、SD1は解像度が相当あるので大丈夫かなあ。。と正直思っていました。しかしこれまでのテストでは、逆光は全く問題ないようです。
SDIM1930.JPG (7.5MB)
<画像>
4.ISO800,ISO1600は条件によっては使える
一番気になっていたのがこの点。しかしある条件では十分に使えると判断しました。逆に言うと悪い条件ではISO800でもだめです。
今までさんざん言われていることですが、光量が十分にあるところでは、高感度でもきれいに撮れます。
光量が十分にあるところ、という表現は誤解を招きやすいのですが、暗い場所でも、十分に露光すれば大丈夫のようです。逆に明るいところでも、露出をアンダーで撮ってしまうと画質は悪くなる傾向にあるようです。
条件が悪い、とは、明暗の差が激しいような場面。例えば画面の半分はものすごく明るく、画面の半分がものすごく暗いような。
光量が足りないところは、Foveon特有のノイズが出ます。このノイズが出てしまうと、ノイズ除去が難しいと思うので、撮影時にどうやったらノイズを出さないように撮るかがこのカメラを使いこなす鍵かなと思います。
夜景の撮影
SDIM1747.JPG(ISO400, 4.2MB)
<画像>
SDIM1748.JPG(ISO800, 4.3MB)
<画像>
以下のSD1の作例は、ノイズが出やすいように、アンダーで撮影した後で現像処理で露出をオーバー目に、またFillLightを大幅にプラスしています。現像をしっかりすればノイズは目立ちません。
明るい場所の撮影
SDIM1850.JPG(ISO100, -3補正, 14.8MB)
<画像>
以下のSD1のサンプルはややアンダー目の露出で撮影しています。
明暗が激しい場所の撮影(影部分に赤と緑色のノイズ)
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