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hottyさん提供の、2002年8月御蔵島の写真です。8月はとてもよかったようです!!
イルカには人間に対する「警戒距離」というものがあるようです。
イルカに直線的に突っ込んでいったり、触ろうと手を伸ばしたりする人などに対しては警戒距離が大体2〜3m以上(体感値)になり、それ以上近づこうとしてもイルカのほうから逃げていきます。
一方、危険はないと判断した人に対しては警戒距離は1m前後になり、逃げるためにスピードを上げることもないようです。
つまり、人が全速で泳いでもイルカを驚かすような泳ぎになっていると警戒距離が縮まらないので一瞬は近づけたとしても長い時間は一緒に泳げません。
一方、イルカの進路を妨げないとか、突っ込んでいかないとか、イルカを思いやる気持ちで泳ぐと警戒距離が縮まるようで、近い距離で長い時間泳げるようでした。
この前行ったときにこうした泳ぎを意識したところ、自分でもびっくりするくらい近くで、しかもゆっくり泳げました。二頭のイルカの真上を手が届きそうなくらいの距離でゆっくり泳いだり(手はぶつからないよう腰にあててました)、イルカの目を覗き込みながら並んで泳いだり、イルカの下に潜りこんで泳いだりできました。
というわけで、(ウォッチャーなりに)イルカを思いやる泳ぎをすると、自分にもいいことがある(=楽しく泳げる)、というのがタイトルの意味です。
※「イルカを気遣って泳ぐ必要なんてないぜ。」と解釈した人は間違い。