水中写真を撮るには、カメラが必要ですが、そのカメラの種類もいろいろあります。2003年4月現在の現状を考えて、ここでは5パターン ご紹介しましょう。他にもありますが、随時追加予定です。なお、カメラの種類のところをクリックすると 詳細ページにジャンプします。
カメラの種類 | 作例 | 使いやすさ | 値段 | 便利な点 | 不便な点 |
水中使い捨てカメラ | ◎ただシャッターを押すだけ | ◎ | 何も考えずにばしばし撮りまくれる。初心者にはこれがおすすめ。 | 36枚以上撮ろうとすると、もう1つカメラを買わなくてはならない。フィルム交換できない。フィルムの感度はISO800が基本ですが、最近のネガは画質がすばらしく向上したため、2Lくらいに伸ばしても全く問題ないでしょう。 | |
水中用コンパクトカメラ(オート) | なし | ◎シャッターを押すだけで撮れる。フィルムもISO100,400が使える | △ | ちゃんと使えば、かなりの高画質。いろいろなフィルムの種類が使える。 | 露出コントロール、ピントが調整できない。ワイドが足りない。(だいたい焦点距離が30〜40mm前後) |
水中用カメラ(フィルム・マニュアル) | △訓練が必要。全部オートのものもあるが、ピントあわせ、露出がマニュアルのものも。2003年、SEA&SEAからMM-IIIが発表された。ニコノス生産終了の今、最先端の水中カメラか? | △ | ちゃんと使えば、かなりの高画質。露出コントロールが思いのまま。上級者向け。コンバージョンレンズ(ワイドレンズにできる)がそろっている。 | 35mmくらいの焦点距離だとピントあわせが難しい。20mm以上ワイドなら0.8mくらいにあわせれば大丈夫。海の中でイルカにむけてピントをあわせるのは不可能(あわせてるうちに行ってしまう)なので、事前に「2m」とあわせておいて、イルカがその範囲にきたらシャッターを切る。 | |
コンパクトデジタルカメラ+ハウジング | ◎ただシャッターを押すだけ、オートフォーカス、オート露出。マニュアルもある | △ | フィルム交換不要。1回で36枚以上撮れる!撮ってすぐ見れる! | 現状でも、画質はフィルムのほうが上。画素数がいくら多くても、水中ではまだまだです。偽色なども発生しやすい。イルカ撮影にはワイドコンバージョンレンズとの組み合わせがおすすめですが、その分画質は落ちます。特に、暗い海中だとデジカメには不利。しかしこの組み合わせはお勧め。ただし、400万画素レベルのものが欲しいですね。 | |
一眼レフカメラ+ハウジング | なし | △一眼レフユーザで、ハウジングを買うお金(20万円ほど)があればぜひやってみたいですね!使い方に慣れるには訓練が必要でしょう。このクラスならフィルムはもちろん、デジタルでも画質はいうことなし!ただし... | △ | とにかく、画質!! | すごい大きさになるので、泳ぎながらの撮影は不可能です。これでイルカを撮るなら、静ーーかに水中で止まってシャッターチャンスを狙うしかないでしょう。 |