2007年 イルカ撮影について雑感
〜個性的な感動の映像を求めて〜

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2004年からはじめた、デジタル一眼レフによるイルカ撮影。
毎年の撮影テーマを振り返ってみると…

さて、2007年は、作者紹介でも書いてきた通り、「個性的な表現」をつきすすめると同時に、「感動がストレートに伝わる写真」を目指しました。 2006年〜2007年のオフシーズンの間、これまで撮りためた写真を分析し、どういう写真が多いか、少ないか、いろいろな面から研究しました。 その結果を2007年に活かそうと、努力しました。が…

2007年、結果的に、御蔵島には2回しか行けませんでした。スタイルが固まる前にシーズンが終わってしまった感じです。
ただ、デジタルに移行してからまる3年撮りつづけて、「このシーンはこう撮るとこうなるからこう撮らなきゃ」などの具体的なイメージが、写真を撮るときにわかるようになったので、イメージに近い写真が撮れるようになってきました。

ブログにも何度か書きましたが、「海はブルーの世界でしょ」と言いますが、違うと思うんです。はじめて御蔵島の海の中で写真を撮った1999年10月。使い捨てカメラで撮った写真を現像・プリントして、その海のなんともいえない色にびっくりしました。それは目で見た色とは違う色(ブルーじゃない!)であり、その色も本当の色であるのです。下の写真は2000年の年賀状に使ったほどです。

「友達」1999.10.撮影 使い捨て水中カメラで撮影、ネガをスキャン

ブルーを基調においた海の写真は、私が撮る写真に限らず、どうしても暗い印象になってしまいがちです。 これは、私が作品を写真展などに出品して、他の作品と並べられたときに強く感じます。真っ赤な夕焼けの写真、向日葵のような鮮やかな黄色の写真、雪山の真っ白な写真…このような中で、海の中はブルーという色で統一され、色と色のコントラストも低くなり、光量も地上より少なく、「眠い」写真になりがちなんです。

水中写真ではっとさせる写真を撮るには、@色A構図あたりがポイントになるかと思われます。私が上で言っている「個性的な写真」のためには@A両方必要だと思うし、「感動がストレートに伝わる写真」はAがメインだと思います。

@色の鮮やかさを意識して撮影

水面と海底の間は海だけで、イルカもそこを泳ぐのですが、水面も海底も写らないところでは、A構図で勝負するしかないんです。そのためには、泳力も必要だし、息を長く止めることも必要です。

A構図がメイン、色彩的には暗い印象だがこれが御蔵のイメージ
第11回AMATERAS写真展(2007) 秀作入選作品

2007年は息止めの練習もし、ある程度は@Aができたかな、という程度。まだまだ納得のいく写真は撮れていません… 2009年で、御蔵島に通いはじめて10年になるんです。この節目の年の前、2008年は何かしら自分のスタイルを確立したいと思っています。 2008年は引き続き、初心に戻って「感動がストレートに伝わる写真(だけど個性的な写真)」を目指します。

<イルカ写真掲載の基準について>

くらりっぱはコンテストを通して全国の写真家と競いながら写真の技術を高めていきたいと思っています。 コンテストによっては、個人のホームページに掲載した作品は公表したものとみなされ、応募できない場合も あるため、コンテストに応募する予定の作品は基本的にはホームページには掲載しないようにしています。 御蔵島に旅行に行った際につくるスライドショーは別格で、コンテストレベルの写真でもスライドショーに 入れるようにしてはいますが、そのかわり、期間を限定し、パスワードを入力しないと見れないようになって いるため、「公開」にはあたらないと思っています。しかし、本当にお気に入りの場合はスライドショーにも入れない写真もあります。

つまり、このホームページに掲載する写真は、くらりっぱのとびっきりの写真は(入選作品以外は)掲載 していないのです。感動の写真を期待して、このホームページを訪問してくださる方々を裏切ることとなって いますが、もうしばらくは、コンテストを通じて写真の勉強に励みたいと思いますので、ご理解いただけ ますようお願いいたしますm(__)m

2008.1. くらりっぱ

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