くらりっぱの水中写真分析 — 順光と逆光を判断しよう

写真の基本は光。これは地上でも水中でも変わりません。
*順光とは、撮影者が太陽を背にしている状態で、被写体(イルカ)に光が当たっている状況です。この場合、イルカに光が十分届いていて、かつ水の透明度がよければ、イルカの表面がくっきりと描写されます。また、海底まで光が届いていれば、海の中の様子もわかります。
<順光の例>2003年5月撮影

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*逆光とは、撮影者が太陽に向かい、太陽と撮影者の間に被写体(イルカ)がいる状況。このとき、普通に撮ると、イルカがシルエットになります。
<逆光の例>2004年6月撮影(モデルの○○○○さんありがとう!)

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海の中で順光で撮ったり逆光で撮ったりするのは簡単なこと。自分が順光で撮りたいと思えば、イルカの上を泳いで下にいるイルカを撮ればよい。逆光で撮りたければ、イルカの下を泳いで、イルカを見上げて泳げばよい。
難しいのは、「どのくらいの深さで泳げばよいか?」ということになります。イルカとの距離が遠ければ、透明度がよくてもイルカがぼやっとしてしまいます。ちょっとにごっていればなおさら。そして、レンズの選択もあります。ワイドレンズならば、イルカとの距離が遠いとイルカ小さくなってしまうし、くっきり写らない。
また逆光の場合は、光のコントロールが非常に難しいです。上向きに撮るといっても、実際にはいろんな向きがあります。いろいろ試してみてくださいね。
これを基本として、いろんな光の向きがあります。海に入る前に、どういう光の向きで撮るかイメージができていれば、うまく撮れる可能性が高くなると思います。もちろん、イルカがその向きできてくれればですが(笑)
曇りの日も、順光、逆光がありますよ!

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