カテゴリー別アーカイブ: 御蔵島のイルカ撮影

似て非なる写真…答え

クイズの答えです。
クイズはこちら。
色が違うのは、天気が違うから。
海の透明度などにも左右はされるでしょうが、一番大きいのは天気でしょう。
左側の写真をとったときの天気は曇りだったと思われます。
右側は晴れ。
なぜ、天気によって色が左右されるのでしょうか?
晴れの日は、光の量が多いですよね。曇りは太陽の光は直接海まで届かず、光も弱いです。
水中では、光の三原色、赤、緑、青のうち、赤がまっ先に吸収され、次に緑が吸収されてしまい、海深くまで届くのは青だけです。このために、海の中はブルーにみえるのです。
曇りの日は晴れの日よりも光が弱いため、赤、緑の光もすぐに吸収されてしまい、青がかった写真になります。
もう少し言うと、曇りの日は青が強くなるため、色鮮やかな写真はとりにくく、コントラストも低くなります。
このようなことを考えながら、天気によって撮影スタイルを変えてみてください。
曇りの日しか撮れない表現がありますよ。

1Dハウジング、バージョンアップ!

今日、頼んでいたハウジングをうけとってきた。
2004年にオーダーメイドでつくった1Dハウジング。これをメインにイルカを撮ってきた。
カメラが変わってもボタン位置はそのまま、背面はほとんど使えない状況。
今回、2回目のオーバーホールを機に、EOS-1D Mark IVに合わせてどうしても使いたいボタンを使えるようにし、前からつけたかったものをつけた。
バージョンアップしたハウジングによりさらに新しい表現を目指します!!!
ちなみに‥マスクも買っちゃいました。結構目立ちそうです(笑)
*** 2011/4/20追記 ***
このページへのアクセスが急に増えたようなので、補足させていただきます。
■EOS-1D系で撮影したイルカ写真の数々
http://mikura.info/phototop.html
■EOS-1D系で撮影を続けている理由
 2004年春、野生イルカをデジタル一眼で撮りたいと思ったが、動きの速いイルカにピントを合わせる「高速なAF」「高速連写」が必要だった。当時、条件を満たすカメラはEOS-1D(初代)のみ。Mark IIは発表はされていたが、発売されておらず断念。
 既成のハウジングはあったが、値段が高すぎる。調べた結果、Dive Shop Tailさんに頼んでつくってもらう。ハウジング本体、ポート、もろもろそろえて、25万くらいだったかなあ。実は同じハウジングで、EOS-1Ds(初代)も使えるのです。
 1Dハウジングのいいところは、EOS-1Dシリーズはカメラの形が基本的に変わらないため、1Dシリーズ全て入ること。これまでに同じハウジングで水中撮影できたカメラは、EOS-1D, EOS-1D Mark II N, EOS-1Ds Mark II, EOS-1D Mark IV。これ以外でも、1Dシリーズは基本的に全てぴったり合うはず(背面のボタン位置は異なるので操作できないこともあるが、カメラ本体はぴったりと入る)。デジタルカメラの進歩は速く、2~3年たつと世代が交代してしまう。そのたびにハウジングをつくるのは大変。新しいカメラ+新しいハウジングを買う値段に少しプラスすれば、EOS-1D系の製品が買えてしまう。
 ただし、次期1D系はひょっとしたら大きさが変わるかも?と思っています。1D系と1Ds系が同じ系列にまとまるという噂もずいぶんされてることだし。
■EOS-1D系は水中撮影におすすめか?
 上に書いた通り、最初に水中用に買ったのがEOS-1Dという理由で、EOS-1D系で撮っている。数年前までは、その実力は他機種を凌いでいた。しかし近年、初代EOS-1Dよりもスペックがいいカメラがいくつも発売されている。キヤノンでいうと、EOS 7、EOS 5D Mark IIなど。これらのカメラでも十分いい水中写真が撮れるし、携帯性もいい。水中写真には偽色ノイズが多く入りがちなため、ISO感度をあげてもきれいに仕上がるカメラがいい。
(参考)
■EOS-1D初代はすごかった!
http://mikura.info/plog/2006/03/eos1d.html

今年挑戦したいこと(2):EOS-1D Mark IVでイルカの表情を撮る

挑戦したいこと(1)から結構日がたってしまいましたが…
今年挑戦したいこと、もう1つは、イルカの表情を撮ることです。
そのために、ものすごい迷った(すごく高価なので)結果、これまでのEOS-1D Mark II NからEOS-1D Mark IVへカメラをかえました。
ただ単に新しいカメラが欲しかったという理由ではなく、去年くらいからずっと、イルカの「表情」を撮ってみたいという思いがあり、EOS-1D Mark II Nではちょっと役不足でした。
「表情」をどう切り取るか?
去年の個展でも「イルカっていろいろな表情があるんですね」というコメントを多くいただき、ある程度は表情が撮れているような気もしますが、もっと思い切った挑戦をしたいのです。
その答えは…今年模索していきます。もちろん、今晩から出発する御蔵島旅行の間にも挑戦してきます!!
結果は、次回の個展のときにでも…(やるのか?!)
ご期待ください!!

イルカ撮影:ショックと決意

今年はフィルムでも撮るぞ!!という意気込みでのぞんだ4月の御蔵島旅行。
3日目、曇ときどき雨でしたが、勇気を出して、ニコノスで撮影しました。
撮影中はとても楽しかった!!やはりニコノスは小さいし、機動力が全然違います。ファインダーもとっても見やすい。
1回海に入っただけで、イルカもよかったせいもありますが、13~14回も、シャッターを押せたのです。
フィルムを撮り切らなかったので、この週末で陸上で写真を撮り、今日現像に出そうとしました。
まず、巻き戻しがうまくいかない…。ようやくギーコギーコとまわしたが、何か変。
ふたを開けたら…フィルムが戻ってなかった!あわてて閉める…もう1度まわして開ける…まだだめ!!
この時点ではまさか、水没してるとは思ってませんでした。
フィルムを入れたまま、写真屋さんに持って行きました。「少し待ってもらえば出しますよ」と言って、その場でフィルムを取り出してくれたのですが、…
「フィルムがぬれてますよ」
とりあえず現像、プリントをお願いすることに。
現像ができてきてびっくりしたのは、陸で写した写真が1枚もなかったこと。そしてイルカ写真は感光してたり、フィルムに傷がついてたりで…
しかも、イルカの写真、ほとんど全て、かなりよく撮れてたのです。ショックを隠しきれません。
陸の写真も、アメリカから来た友達を撮ったりと、もう2度と撮れない写真。イルカはまた撮ればいいですが、アメリカの友達の写真は…
しかし今回の失敗で、かえって思いを新たにしました。
ニコノス、非常にいいカメラです。今回のはオーバーホールし、中古ニコノスをもう1台買おうかと。
フィルムの色、非常にいいです。デジタルもいいですがフィルムもいい。
今年は、ニコノスでフィルム写真をたくさん撮ろうと思います。

2009年1月号フォトコン誌に私の記事がでています

今日(12/20)発売のカメラ雑誌『フォトコン』2009年1月号で、私、くらりっぱの記事が1/2ページほど掲載されています。月例コンテストでも3年ぶり?に入選しました!超うれしい!お気に入りの写真なのでなおさらです。
本屋さんでぜひご覧ください。
☆入選写真とは別に(その数ページ後に)私の水中写真についての記事が1/2ページほど掲載されています!
2009年いい1年になりそうです。

海は青だけじゃない

何年も私が言っているこのセリフ。
同じセリフを言っている写真家の方がいらっしゃいました!
http://blogs.yahoo.co.jp/div_photo/48674840.html
伊藤勝敏さんのHPです。
http://www.e-cals.co.jp/marine-photo/index.html
写真展、行きたかった~…先生にもお会いしてみたいです。
今年また写真展があればぜひ行きたいですね。
シグマからDP1が正式発表された!!ということで、「DP1 ハウジング」で検索してみたところ(笑)何人かの方がやはり同じことを考えていまして(笑)上のページを見つけました。
まあ私はどちらかというと体育会系なので、EOS-1D系をハウジングに入れてイルカを撮ってたりしますが、ハウジングは小さいほど動きやすいのは事実ですからね。ようやく待望のカメラが出てきた…といってもいいでしょう。
DP1の価格、思ったほど…でした(笑)けど、10万円はきるみたいですしね!

デジタル一眼新機種が続々と!

最近忙しくてちょっと遅くなりましたが、20日にキヤノンからEOS 40DとEOS-1Ds MarkIIIが、そして今日はニコンからなんとフルサイズD3とD300が発表されました!
もうびっくりです。
今私がメインで使っているEOS-1D Mark II Nがかすんでしまいます。
全ての機種がすごい!
以前、EOS 30Dをハウジングに入れてのイルカ撮影はおすすめしませんという記事を書きましたが、今回は話がちょっと違う…
EOS 40Dになって、連写が6.5コマ/秒になりました。イルカ撮影としてはまあまあの速さになりました。広角レンズが不足していますが、やっとイルカ撮影に向く、一般向けのデジタル一眼という感じです。ただしコンパクトカメラに比べればすんごい大きくなりますが。
EOS-1Ds MarkIIIは、連写が5コマ/秒ということで、2200万画素というとてつもない画素数にしては信じられないくらいのスピードなのですが、イルカにはちょっと足りないかな~という感じ?でもまあEOS-1Ds Mark IIでもかなり撮影できたし画質がかなり期待できそうでいいですね。ただ大きい!!
さてニコンは…
D3!!!!!!!!!!!!
これはっきり言って欲しいです。大きさはEOS-1Ds MarkIIIよりちょっと大きいくらいなのでイルカ撮影には厳しいのですが、それにしても1210万画素で秒9コマはすごい!しかも510万画素モードでは秒11コマだと。価格は1Ds MarkIIIよりは安いでしょう!魚眼レンズがそのまま使えるし、広角レンズもそのまま使えるのです。
D300!!!
これもかなりすごいですね。バッテリーパックを入れ替えると最高秒8コマ。1200万画素オーバーでですよ。ハイアマ向けの機種としてはすごいスペックだと思います。画角が1.5倍になってしまうので、広角レンズは厳しいですがニコンはDXレンズがありますから、魚眼レンズもフルサイズと同じイメージで撮れたりします。よって、40Dを買うよりはD300のほうがイルカ撮影にはお勧めです。
ニコンすんごいがんばりましたね、キヤノンに追いついたというより追い越したでしょうか?
私はキヤノンユーザですがかなり興奮しています。D3…いいな~!!
大きさ、価格、スペックで一番バランスがとれてるのはD300だと思います!
…と、ここまで書いておいて、ちょっとだけ疑問があります。
ニコンのAFレンズはAFのスピードはどうなんでしょうか??
キヤノンはめちゃくちゃ速いレンズもあります。AFが遅いとカメラがどんなによくてもイルカにピントが合いませんから。それだけは確認しないとですね。

自分のイルカ写真を見返して恥ずかしく思ったこと。

http://mikura.info/blog/2007/03/post_4.html
の記事で

せっかく自分がこれまでに撮った何千枚のイルカ写真があるのだから、それを分析してみようと思い、現在分析中です。
はっと思うことも結構あって…

なんて書いたのですが、何かというと、、、
笑わないでくださいね。
実は、私が撮ってきた写真て、海の浅いとこで撮ったのばっかりです(爆)
ということは、潜れる、ということはあまり関係ないのかも ^^;なんてちょっと思います。
自分ではかなりがんばって潜って撮ってるつもりなんだけどなあ!
具体的に言えば、私の写真は水深5mくらいまでが大半です。もちろんもっと深い写真もありますが。
深さよりも、イルカの動きについていく、というほうがいい写真が撮れるのかもしれませんね。
ということはひっくり返すと、(少なくとも自分にとっては)もっと潜れば今までと違う写真が撮れるということでもあり。
ここからはまじめな話。
自分では深く潜って撮ってるつもりが、そんなに深い写真がない、ということは、深くまで潜ってもシャッターを押してないか、あるいはシャッターを押したんだけどうまく撮れなくて捨ててるか、だと思います。
「くらりっぱさんずいぶん深く潜りますね!」なんて言われるし、実際10mくらいは潜ってましたよ、とも言われるし、潜りすぎてゴーグルがくいこんできたこともありますから(笑)
というわけで、今年は「深くから撮る写真」「そうでない写真」と目標を2つに分けて撮ろうかと。
「深くから撮る写真」は、いままでの撮り方ではだめということ。
深いということは、
 - 色が青一色になる
 - 光が届きにくい=シャッタースピードが遅くなる=ぶれやすい
 - 潮の流れが速いと危険
 - 息に余裕がない(笑)
などの特徴があります。まさにブルー一色の世界をどう表現するか、です。難しそうです。晴れてる日でないと、訳がわからない写真ばかりになってしまう。
晴れてる日に、深く潜って撮る写真、この組み合わせは、少なくとも自分では撮っていないような気がします。また他の人のイルカ写真でもあまり見ないような気がします。ダイビングの写真で水深20mとかから上を向いた写真をよく見ますが、あれを参考にしてイルカバージョンをつくってみましょうか。
御蔵島ではストロボは禁止なので…難しそう。
まずは深く潜っても余裕を持てるように練習するのが先決な気がします。

今年からのイルカ撮影用カメラを購入!!

EOS-1Dを売ってから約半年…

http://mikura.sblo.jp/article/1201759.html

陸上での撮影はEOS D60を使ってましたが…
来月から、イルカシーズンです!!
ハウジングに入れて撮影するための一眼レフを、今日買いました。
一気にふっとびました(涙)
明日、そのカメラの写真をアップします(笑)
今年もがんばるぞー!!