ニコン、世界初の防水・耐衝撃レンズ交換式デジカメ「Nikon 1 AW1」–くらりっぱの印象

ニコンから待ちに待ったカメラの発表です!
ニコン、水深15mの防水、2mの耐衝撃性能を備える
世界初の防水・耐衝撃レンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1 AW1」を発売

http://www.nikon.co.jp/news/2013/0919_aw1_01.htm

ニコノスVの生産終了後、ニコノスのデジタル版が欲しいというユーザーの声はとても多かったでしょう。今日の発表を見て思ったのが、恐らく、デジタル一眼を水中で使えるようにするという技術はとっくにあったんじゃないかということ。ニコノスのデジタル版をずっとつくろうとしてたんじゃないかということ。
しかし、水中撮影はご存知の通り、陸上撮影に比べて環境が厳しく、ただ単にこれまでのカメラを水中に対応させるだけでは限界があったと思うのです。つまり、カメラの大きさの問題、撮影感度の問題、AFの問題、操作性の問題があった。
カメラの大きさについてはミラーレスにすることで解決。これが一番大きな壁だったのではと推測します。一眼レフでは、ニコノスよりもずっと大きくなってしまう。想像ですが、NIKON 1を出して、ようやく水中へ、ということになったのでしょう。
撮影感度の問題も、ここ数年で急激に高感度に対する画質も向上し、ようやく水中にも使えるレベルに達したということでしょう。
AFも、NIKON 1が売りにしている高速性により、解決しています。ベストショット機能もあり、撮り逃しも少なくなりそうです。
操作性についても十分水中を意識。これもボタンの配置など苦労したようでしょう。カメラをふることによる操作はデジタルならでは。
これで、ようやく自信を持ってニコノスを超える製品を出せると確信したのではないでしょうか。
ただイルカ撮影用ということでいえば、広角レンズでも27mm程度と、ワイドで撮りたい人にとっては物足りないでしょう。でも使い方にとって一味も二味も違う写真が撮れそうですよ。何せ、ハウジングがいらないんだから!
レンズのラインアップですが、魚眼はいずれ出ると思います。
しかし個人的には、UW NIKKORレンズも使えるようにしてほしいなあ!