くらりっぱのイルカ写真分析 その1 魚眼レンズ

私はたくさんイルカの写真を撮りますが、その中でボツにした写真、これはいい!と思う写真、ここはこうすればよかった…など、解説していきたいと思っています。参考にしていただければ幸いです。

※クリックで拡大します
まずこの写真。
EOS-1Ds MarkII+15mm魚眼レンズで撮影。カメラはいわゆる、「フルサイズ」というもので、フィルムカメラにつくレンズがそのまま活かせるデジタル一眼です。
これ、ぱっと見た印象はいかがでしょうか?私は「へんてこ」って思います、光のすじがぐにゃっと曲がって、実際にはこんなふうに見えません。でも海の広さは伝わると思います。
魚眼レンズは、画面の対角線上で180度の視界が写る特殊なレンズで、ひろく写せる分、画面のまわりがかなり湾曲します。この場合ははっきり言って「失敗」だったなと思います。魚眼でなくて、14mmとか17mmとかで写せば、海の広さと共に光のすじも平行に入っていい写真になったな〜と。
ただ、船の上でのレンズ交換はできません(水没する〜!)ので、しょうがないといえばしょうがないのですが。この失敗を防ぐ手段としては、こういうのは撮影しないこと(笑)まあこのときは、この旅行ではじめてフルサイズに魚眼をつけたので、うれしくて何でも撮っちゃったのですが。こういうの撮るからメディアがいっぱいになり、肝心なときに撮れないんです(笑)
教訓:光のすじを撮りたいときは、魚眼は使わないこと!

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