写真は死んでいくのか

昨日はカメラ雑誌、月刊フォトコンの月例に応募するための印刷作業をしていた。画像処理と自宅プリント、すぐ終わらせる予定だったが、プリント結果に納得いかず、9枚の写真を完成するのに、4時間ほどもかかった。
多くの人にとって、写真はとても身近なものになり、1枚1枚の写真に時間をかける人はほとんどいないだろう。また、カメラの進化により、アマチュアでもすごい写真が撮れるような時代である。
デジタル写真が浸透してきた現在、写真というものが、どんどん希薄になっているのでは…そんなことを作業しながら考えさせられた。
今日の朝日新聞の特集は「写真は死んでいくのか」だった。代表的な写真家たちがその問いに答えるというもの。全員が”NO”という答えだったが、それぞれの写真家にはそれぞれのこだわりがある。とても興味深い記事である。私の中でもやもやしていたものが少し晴れた気がする。
「今日のイルカ写真」、今年は違った形で掲載しようと思っている。毎日掲載するということは、それだけ写真の内容が希薄になってしまうと思うからだ。内容の濃い1枚を選んで解説したい。。そんなことを思っています。
2010年のイルカ撮影雑感を執筆中だが、イルカの写真を撮る意味は、という問いに答えようとしている。1月中には記事を掲載したいと思っています。

今年もよろしくお願いします


たくさんの年賀状、ありがとうございました。
元旦に更新したトップページの写真(上)は、去年の7月に御蔵島で撮影した写真です。去年9月に開催した写真展「イルカ博物館」では、入り口正面にこの写真を2.6m×2.0mにのばして展示しました。今年の年賀状写真の候補でしたが、イルカではつまらないと思い、別の写真にしましたがいかがでしたでしょうか。
さて、私は去年、御蔵島の山の撮影にも積極的に出かけたつもりです。が、振り返ってみるとそれほどでもないことに気がつきました。今年はより山の撮影に力を入れたいと思います。
今日、2011年1月3日に、2011年の撮影に向けてスタートしました!
山での撮影のために、新しいレンズを購入したのです。今年はこのレンズを最大限に使って撮影をしたいと思います。実はもう1つ、欲しいレンズがあるのですが、新品ではとても買える値段んではないため、中古で探しています。こちらはまだ勇気がなく買っていませんが。
2011年の撮影の目標といえば、もう1点。去年も意識していたのですが、フィルムで撮ることです。特に海の中の色をフィルムに写しこみたい。もう1度、私の水中写真の色の原点であるフィルムで撮ることによって、自然な色を再確認したいという意味もあります。
去年の12月にフィルムカメラ、クラッセWを購入しました。詳しくは写真ログに書く予定ですが、これも今年はフィルムで撮ろうという意志の表れです。長い間眠っているEOS-3もそろそろ引っ張り出す時期かなあと思っています。
デジタルはデジタルとして、デジタルならではの表現に挑戦していきます。
2年連続で開催した個展もまた、今年も開催したいと思っています。去年までとはまた違った写真、構成にしたいと思っています。
おととしの秋に御蔵島でもらった種から育てている明日葉、去年11月の引越しにも耐ええて、とても順調に育っています。この分だとうまくいけば自宅で明日葉が食べられそうです。
今年もよろしくお願いいたします。